固定電話番号が割り当てられるauオフィスナンバーが意欲的
2011.4.9
4/10開始の法人向けauオフィスナンバーの内容(KDDI)
- 携帯から発信しているのに割安な通話料。番号通知はauオフィスナンバーの番号
- 着信番号は、全国主要都市の市外番号を使える(但しオフィスがある場所)。03-xxxx-xxxxなどの番号取得が可能
- 着信番号に050-xxxx-xxxxも選べる。 相手方にとっては通話料が安く済むメリット
- 転送機能を使うと着信の際に事前登録したau携帯にできる。たとえば5台事前登録して、転送先をwebで転送先変更可能。
目次
割安な通話料
0077-26を付けて相手先の番号をダイアルしてかけると、相手にはauオフィスナンバーの番号(03-xxxxや050-xxxxなど)が通知されます。
この状態での通話料金は国内すべて7.35円/30秒 (携帯・PHS・固定・IP電話あて)
0077-26を付けることは携帯であればプレフィックス機能を使えば簡単。スマートフォンには専用アプリが用意されています。
固定の市外局番を使える
登記住所の市外局番に限られますが、固定電話の番号として利用できます。
札幌 (011)、仙台 (022)、東京 (03)、千葉 (043)、横浜 (045)、さいたま (048)、名古屋 (052)、大阪 (06)、京都 (075)、金沢 (076)、広島 (082)、高松 (087)、福岡 (092) ※ 横浜 (045) は4/18、千葉 (043) は5/21提供開始
相手方の通話料は固定電話にかける料金が適用されます。
050-xxxx-xxxxも選べます。 遠距離固定電話などからの着信が多いなら、相手方にとっては通話料が安く済みます。3分10円前後。
転送機能で代表っぽい使い方も
リリースから読み取れませんが、法人お客様センターに問い合わせたところ、この内容を説明されました。
事前に複数のau携帯を登録しておくと、auオフィスナンバーにかかってきた電話を指定のau携帯へ転送(オプション月額105円)できるとのこと。
たとえば5台(A,B,C,D,E)のau携帯を登録しておいて、転送先をCとwebで設定すればauオフィスナンバーにかかってきた電話をCに自動転送します。
固定電話からのナンバーポータビリティはまだ
現在利用の固定電話からナンバーポータビリティはできません。新規の番号になります。 これについては現在検討中とのことでした。
法人の登記住所の範囲内での移行ですからそのうちできそうです。
米国などのように携帯・固定関係なくナンバーポータビリティができるようになるといいのですが。 10年ほど前、総務省は固定電話の番号と地域はひもづけられなければならない。と意味不明な発言をしていましたが今も相変わらずのようです。
法人のみ契約可能
法人契約のau携帯が必要。 請求はau携帯とは別に行われるそうです。
工事費・月額料は固定系にしては安い
基本料金:840円/番号、 初期費用105円/番号
KDDIから見ると囲い込みに効果
auから他社への転出が防げる。固定系の料金をNTTから奪える。
法人の立ち上げコストが大幅に下げられる時代に
小規模事業なら、auのWiMAXスマートフォン+auオフィスナンバー+eFax で通信環境はすべて整う事になります
- auのWiMAXスマートフォン:最大40Mbpsの高速データ通信可能。月額6000円程度
- auオフィスナンバー :月額840円
- eFAX :月額995円(詳細)
- 固定電話・・・もう要りません
オフィス機器も15年前の1/10レベルの価格になっています